ドイツでプレゼントされた
思い出の馬蹄
馬蹄とは、馬の蹄(ひづめ)の保護具の事です。
色々な種類がありますが、U字型の鉄製の馬蹄は蹄鉄(ていてつ)と呼ばれています。
馬が生活に欠かせない存在だった西洋では、昔から「馬蹄(ホースシュー)」を魔除けのお守りとして玄関などに飾ったりしていました。また、現在も結婚祝いとして花婿と花嫁にプレゼントしたり、結婚式の引き出物として扱われることもあります。
私も、ドイツ修行中に結婚式に招待された時、花嫁さんから「幸せのお裾分け」として本物の馬蹄をプレゼントしてもらったことがありました。
ドイツでは、馬蹄モチーフの贈り物をよく頂く機会があり、馬蹄が身近な存在なのだなぁと感じていました。
日本では馬は決して人を踏まないということから、交通安全のお守りとしても知られています。
また、ジュエリーやキーホルダーなどの馬蹄型アクセサリーは、身に着けるお守り「幸運のシンボル」として幸運を運んでくると考えられているようです。
馬蹄が魔除けや幸運を呼ぶ由来は諸説ありますが、馬そのものが縁起がよい動物といわれています。
「Nの焼き菓子を召し上がってくださった方が笑顔になるような新作のケーキを…」と考えた時に、
幸運をもたらすラッキーアイテム「馬蹄の形」をした焼き菓子を思いつきました。
オリジナルの馬蹄型を特注し、試作に試作を重ね、Nのグリュックスクーヘンは誕生しました。